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2005年10月06日
インタビュー企画第1弾!

8月にニューアルバム「JAPANESE MATHAFACKA」を引っさげ関東に戻ってきた
我等がスピードコア・ダンディ、m1dyに直撃インタビュー!
m1dy(ミディ)プロフィール
98年より伝説のハードコアテクノレーベル「ハイパーリッチ」に在籍。
ハイパーリッチ解散後、日本および独・フランス等海外でのライブ活動のほか、
インターネット上で楽曲を公開したことで日本国内のみならずアメリカ・ヨーロッパ
でも話題が話題を呼び今なお世界各国で熱狂的なファンが増殖し続けている。
また、その唯一無二の音楽性から国内外で多数のフォロワーが生まれている。
1stアルバム「SPEEDCORE DANDY」は同人流通版(CD-R)、全国流通版
「SPEEDCORE DANDY XXX」合わせて1000枚以上という国内ハードコアアーティスト
としては異例の記録をあげ、現在も売れ続けている。
最新リリース:m1dy 「JAPANESE MATHAFACKA」発売中!
過去作品
インタビューの内容はこちら
↓
G : GUHROOVY
m : m1dy
G まず、名前の由来を教えて下さい。
m ハイパーリッチ在籍時に「覚醒機 THE MIDI ANARCHIST」という名義で活動をしていましたが
フランスのハードコアレーベルB.E.A.S.T.のイベントに出向いた時に、
現地の人間はこんなクソ長い名前憶えられる筈ないと気づいた所で
同行していたハイパーリッチのオーナー、成田光三郎(SONIC DRAGOLGO)氏に
「真ん中取ってMIDIでいいんじゃね?」と言われ、考えるのが面倒だったのでそうしました。
さすがに「MIDI」じゃまんま過ぎるので少しいじって「m1dy」にしましたが。
G やっと謎が解けました(笑)その辺の経緯は知っている人少ないんじゃないでしょうか。
それではこれも気になる所、初めて買った機材と作曲活動を始めた時期を教えて下さい。
m ギターも機材に含めていいのなら15歳。16の時にYAMAHAのリズムマシンRX8を知人から
借りてきて、その頃からなんとなく曲を作るようになりました。89年くらいでしょうか。
G 15歳のm1dyさんって想像し難いですね(笑) では最初に買ったDTM機材は?
m YAMAHA QY10ですね。発売当日に買った記憶があります。
QYシリーズは10、20、300、700と全機種制覇しています。
G QY700は名機でしたね。他のQYシリーズと比べモニターが大きくて作業し易かった
覚えがあります。今もQYは現役で使っていますか?
m さすがにQYにはもう引退してもらって、2000年くらいからは全てPC上で作業しています。
操作性はQYの方がいいのですが、他の機材周りを考えるとPCの方が作業効率がいいので。
G 現在使ってるメインのソフトはFL(フルーティー・ループス)と聞きましたが。
m FL STUDIOとORION PLATINUMを使い分けています。FLはクリアーで透明感のある音が
出るのでトランス系の音を作る時に。逆にSPEEDCOREは多少ぶっ潰した感じにした方が
いいのでローファイな音が出るORIONを使っています。
G サンプラー1台でストイックにトラックを作ってるイメージだったので意外です。
音楽活動に至るきっかけみたいなものは?
m きっかけはパンクロックです。中学生の頃に日本産ハードパンクにかぶれていまして
THE STALINみたいなバンドをやろうとしてメンバーを集めスタジオに入り始めました。
が、同時にニューウェイブバンド有頂天やインダストリアルバンドMINISTRY等の
サンプラーを多用した音楽も聴いていた為、メンバーに「サンプラー導入したいんだけど」とか
「リズムマシンに合わせて叩いてもらえないか?」と提案するとメンバーがどんどん行方不明に
なっていきました。当時はまだまだパンクロックは人力でやるものだという固定観念でガチガチに
なっている人が多かったので、恐らく私の考えについて来れなかったのでしょう。
20歳くらいまでしつこくバンドをやろうとしていましたが、その頃にはデモテープを作る為に
使っていたリズムマシンやサンプラーでバンドでは演奏不可能な曲を作っており、
「これ、一人でやった方がいいんじゃないの?」と考え直し、今のスタイルになりました。
G なるほど。それからすぐにガバ系の音を作り始めたんですか?
m 当時は打ち込みハードパンクみたいな感じでしたね。ただ、どうしても音に迫力が出ずに
悩んでいました。で、ガバに出会うわけです。ガバというか当時はロッテルダムテクノですね。
これだ!と思い、そこから数年間ガバを聴き漁り、自分の曲にも取り入れるようになりました。
G 衝撃の出会いと言う感じですか!今のスタイルになったのはいつ頃からですか?
m SPEEDCOREは、最初は洒落のつもりで作りました。99年くらいでしょうか。
元々速い曲が好きで、どうもガバの四つ打ちがかったるくなって来ていた頃ですね。
その頃、ネット上をうろうろするようになってMODのシーンを見つけて、
色々聴いてみるとBPM600とかやっているキ●ガイみたいな連中がうようよいまして。
ただ、どれもこれも、ほぼノイズなんですね。音楽としては聴けない。
それで、これもう少しキャッチーに出来るんじゃないの?と思って試しに作ってみたのが
「TOKYO STYLE SPEEDCORE」です。作ってる最中も完成した後も「ありえねー」と
ゲラゲラ笑っていましたが、MP3.comや自サイトで公開したところ思いの外、
リスナーの反応が良かったんですね。じゃあ、ってんで、そのまま今までやっています。
G 99年と言うと、ちょうどニュースタイル・ガバが流行り始めた頃ですね。
流行と逆行して速いBPMのジャンルを始めるって凄い(笑)
スピードコアと言うと当時はDELTA9、D.O.A.、LENNY DEE、SKINHEAD、SPEED FREAK等が
有名でしたが、最初に影響を受けたガバ(スピードコア)のアーティストは?
m 速さに限って言うなら前述したMOD系の人達が最初ですね。
手法ではD.O.A、DELTA9に影響を受けました。
G なるほど、m1dyさんのトラックにはしばしばSAL MINEO(D.O.A.)的なトラックの歪ませ方
が出てくる訳ですが、その辺は意識して作ってますか?
m キックの隙間に声が切れ切れに入ってるパターンとか、キックとサンプルが混ざりあって
歪んでいるパターンとかは、かなり影響されたので意識して使っています。
手法としては、単純に一つのチャンネルにキックとボイスサンプル等を一緒に突っ込んで
丸ごと歪ませるだけなんですが、これは本来アナログの機材じゃないと出来ないんですね。
PC上でこれをやるのに結構てこずりましたが、それを再現できるフリーのゲインエキスパンダー
プラグインを見つけてなんとかできるようになりました。見つけるまで2年かかりましたが。
G 2年って凄いですね・・。
m まぁ2年間それだけを探し続けていたわけでは無いので。
見つけた時に、振り返ると2年経過していた、と。
G では8月にリリースされたアルバム「JAPANESE MATHAFACKA」のコンセプト、聴きどころ
を教えて下さい。
m 「SPEEDCORE DANDY」に続いた流れのアルバムなのですが、今回は従来のm1dyスタイルの
SPEEDCOREを更にもう少しキャッチーにできないものか、というのと、他国では作り得ない
日本人のみが作れる世界観を提示できないか、という2点をコンセプトに作業を進めました。
聴き所はそこら辺が成功しているかどうかという点ですが、作った本人にはよくわかりません。
G 今作はジャンプ・スタイルぽい音も入っていてビックリしたました。
m あれは曲作りに詰まって原点に戻ってロッテルダムっぽいのを遊び半分で作ったのですが
完成して人に聞かせた所「ジャンプスタイルですね」と言われて「ジャンプスタイルって何?」
という経緯がありました。意図せずできた、と。
G ジャンル自体知らなかった訳ですね(笑)ジャケットのイカの絵もかなりインパクトがありましたが
何か意味があるんですか?
A 何も。あえて言えば、プロディジーが一時期「蟻」をトレードマークにしていた時期があったので
m1dyにも何かトレードマークを、と思いついたのがイカだった、と。
人づてでプロのイラストレーターの方に描いて頂いたのですが、ラフで渡した絵がこんなのだった
のに(リンク先参照) あがって来た絵があの絵だったのでひっくり返りました。
G 多分買った人も引っくり返ったんじゃないですかね(笑)
話は変わりますが、今最も注目しているアーティストは?
m 特にはいません。無理やりあげるなら最近活動を再開したザ・シンセサイザーズでしょうか。
でもまだ新譜を聴いていないのでなんとも。
他には、基本的に突拍子も無い音楽をやっていればジャンル関係無く注目します。
最近はあまり見かけませんが。
G では、普段どのような音楽を聴いていますか?
m サザンオールスターズ、と言うとよく冗談だと取られますが、普通に普段から聴いています。
ポップカルチャー、メジャーフィールドの中での音楽的な実験をアルバム等で大量にしている為、
非常に参考になります。20年くらい聴いているのでかなり私の血と肉になっているかと。
他には新旧のパンクロックやディスコミュージック、歌謡曲等、ジャンル関係なく
私が面白いと思える音楽を聴いています。
G サザン!!意外ですね(笑) 普段ガバ/ハードコアはあまり聴いて無い?
m ガバ/ハードコアは95年以降、面白いと思える音源が無いので今はまったく聴いていません。
G き、厳しい・・(汗) では最後に今後のリリース予定等を教えて下さい。
m 「JAPANESE MATHAFACKA」全国流通盤は恐らく来年初頭くらいになるかと思います。
今は、3年ぶりくらいにネタモノをやっています。3年前は人の曲を勝手に弄繰り回して
元曲に無い世界観を無理やり突っ込むのをテーマに実験的なことをメインに作っていましたが
今回は「あざといポピュラリティー」をテーマにベッタベタにポップにしていこうと思っています。
m1dyはプロデュースとして参加し、実際にトラックを作っているのはDJシュワルツェネッガーと
言う人です。まぁ、中の人は一緒なんですが。タイトルはまだ未定ですが、10月中には
リリースできると思います。ハードトランスあり、マキナあり、ハピコアありとバラエティーに
富んだ卑怯な内容ですので、お楽しみに。
※m1dy出演イベント
NIGHTMARELAND PRESENTS --SAVAGE BASS--
10/23(SUN) at 中野heavy sick ZERO
14:00~
詳細はこちら
投稿者 GUHROOVY : 2005年10月06日 15:23
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